ハムハム8686

GODZILLA 星を喰う者のハムハム8686のレビュー・感想・評価

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)
4.0
この宇宙には、より絶対的な破壊の力が潜んでいる。
伏して拝むがいい、黄金の終焉を。

ネタバレあります⚠️

虚淵SFと割り切れる人は楽しめると思います☆
やっぱマーティン博士が好きですね!迫真の解説。

シネマイレージカードのゴジラ版を作りました。黒地に金がかっこいい・・

ギドラを呼び寄せるまでの不穏な空気、音楽が非常に良いです。精神的支えを失った人間がいとも簡単に異星人の宗教に傾倒していき、「奇跡だ!神の恩寵だ!」しか言わなくなります。怖っ。
そして彼らはそうとは知らずにその身を供物として捧げてしまうのです。

宗教種族エクシフ、彼らにとっての神ギドラというのが、テクノロジーによって接触できるようになった高次元生命体というのも面白かったです。
人間が神をオカルトのように扱うのはまだその水準に技術が達していないからだと。「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」というやつですね。

そして召還されるギドラ。別宇宙から来た生命体なので、この宇宙の物理法則の外におり、一切こちら側から干渉ができません。強すぎ・・。
(一応クレジットには阪大の理論物理の先生が考証として載っていました。多少はね?)

また文明の行き着く先についてメトフィエスが喋っていたのも印象に残りました。
文明は須らく滅びの道を辿るもので、そしてその滅びこそ彼らにとって最高の祝福だと。
実は人間が文明を成熟させ、環境破壊の末にゴジラという怪物を誕生させるのをずっと待っていたんです。そしてそれを彼らの神に捧げるという魂胆・・。
人間はこの星の支配者などではなく、この星がゴジラを生み出すための装置に過ぎなかった・・?
いいっすね〜♡

映画全体としての面白さは微妙。アクション?ないね!ゴジラの活躍?うーん🧐🧐ギドラの活躍?うーん🧐🧐
騙されたと思って見てみたら、本当に騙されたッ!てなる人が多そう。でも見てみてほしい・・。
ハムハム8686

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