破壊も終焉も避けられぬ。
しかし、信念と生き死にだけは、何者にも介入できない…
「アニゴジ」3作目にして最終章!いつの間にやら、とんだ宗教映画になってた( ^ω^ )「仮面ライダー鎧武」然り、虚淵玄の趣味なんかな!!
◎ストーリー
ビルサルドのメカゴジラ計画は失敗に終わり、ゴジラに屈する以外に道はないかと思われた。しかし、メトフェリスだけはその表情を変えることはなかった。彼が口にした「ギドラ」、それは、ゴジラを終焉に導く者なのか、はたまた…。ゴジラに壊された世界に、本当の平穏は訪れるのか…?
果たしてこれをゴジラと呼んでいいのか?って展開やったけど、脚本家がやりたいことはできてたんじゃないかな( ^ω^ )ゴジラを宗教と絡めながら、SFチックな終末世界と文明を失った世界とを表現していくという、意欲的なシリーズやったなと全編観て思いましたね。面白いかは別として。
ただ、一つ言えるのは「シン・ゴジラ」とかを想定してる人にはとてもじゃないけどオススメはできない。そして、回を追うごとにアクション、お話ともに急激に失速していきます。
そもそも会話シーンがあまりにも多いし、何を言ってるのかよく分からん。敢えてそうしてるのやろうけど、アニメなんやから言葉責めじゃなく映像で魅せて欲しかった。加速度的に苦痛が増していき、今作はあまりにも悠長な会話シーンがばかりでちょっとイライラしちゃった( ^ω^ )
こうして力のかけ方を、1作目からどんどんアクションや怪獣バトルではなく、人の醜さの方にシフトしていき、果てはよう分からんことになった。日頃から重いアニメをよく観てる人には響くのかもしれないですが、ただの特撮好きや映画好きには少しヘビーすぎましたね。
肝心要のキングギドラは、たいした活躍もせず、ただただ崇められるだけ。ゴジラもほぼうごかずで迫力はナシです。あの怪獣が出てきたのは、悪くなかったけど遅すぎ( ^ω^ )
シリーズ通して全部劇場で観たことには、達成感を覚えましたが、当初の予想とは違う幕切れには驚きました。今後また、アニメ化するから、王道なヤツでお願いしたいですね!
2018年劇場鑑賞66作目