まるちよ

デイ・アフターのまるちよのレビュー・感想・評価

デイ・アフター(2017年製作の映画)
1.0
幾度となく見た密室の中で「外の世界がどうなっているのかわからない」状況が前提のドタバタ劇。
パッケージ詐欺 + 矛盾だらけの底の浅い問答 + 衝撃的でもなんでもない結末。

主人公は画期的な酵素を発見し、ワクチンとして研究している科学者の女性とその彼氏。
マンションの屋上で、友人や投資をしてくれた社長と一緒に製品化のお祝いパーティをしていたんだけど、目覚めたら傷だらけでマンションの寝室に閉じ込められてる。
パーティの後の記憶は曖昧で、なんで自分が傷ついているのかもわからない。
そんな状況の中、自分たちを監禁した人物が登場して「外は生物兵器によって攻撃されて、ここを出ると危険だ!」と言う。
本当に外は危険な状態なのか?なぜこの男は自分たちの名前と仕事を知ってるのか?とか、疑問を少しずつ明かしながら最後は脱出、っていう流れ。

もう、本当にこういう映画山程見てきた。
これ系の映画って低予算で起承転結が作りやすいから、一時期粗製乱造されたんだけど未だに時代遅れな捻りもない内容の映画が誕生するとは思わなかった。
そもそも、密室劇になるから俳優の演技力はもちろんだけど「オチ(大体脱出後の世界がどうなってる、って部分)」に繋がるまでの話の流れが面白いかの2つしか要素が無いのに2つともクソだからタチが悪い。
どう転んでも高評価にならない悲しい映画。

-この映画の良いところ
・ない

-この映画の悪いところ
・ぜんぶ
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