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僕らの先にある道のバニラのレビュー・感想・評価

僕らの先にある道(2018年製作の映画)
3.5
中国旧正月の帰省に電車内で出会った二人、恋や別れを経験しながら交際を始めるもやがて別々の道に。
初めての出会いから10年後に偶然再会、あの頃の事を回想し語り合う。
まず映像が特筆すべき、再び出会う現在をモノクロでそれまでの過去をカラーで描写してて「結ばれない時は色が消える」とメッセージが、悲しく寂しさが強調されてる映像だった。
ジエンチン役にジンボーラン、ゲーム制作の夢を抱く青年、シャオシャオと出会い人生を変えていく、厳しかった。
シャオシャオにはチョウドンユイ、都会に憧れ経済的な現実を重視する彼女だがジエンチンと出会い変わっていく、寂しかった。
パラサイトのお姉さんかと思った。
若い二人に共感得られる所も多くあった。
ほぼ二人の過去の出来事を描くが中国ならではの設定となる家族や格差の問題もあって純粋な恋愛だけじゃなかった。
年越しに一人息子を心待ちにしている父親の気持ちが痛いほど伝わってきて、ゲームソフト買い与えた事は間違ってないと思う。
青春の恋愛、幸せとは何なのか、家族への想いがうまく表現されてた。
ラストはよくあるどんでん返しとも、ネタバレになるので作品を見てくださいね。
どんなに狭い部屋でも二人幸せだったな。
二人幸せならいいけどね、ここまで想える女性に出会えたなら貫くでしょ、お父さんの手紙もそれ語ってるしね。
しっかりカラーになってて悲しいよ。
「ゴメンの一言と愛してるの一言」
高得点。
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