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僕らの先にある道のwatarihiroのレビュー・感想・評価

僕らの先にある道(2018年製作の映画)
4.2
帰省中の電車の中で出会った男女が、北京人になろうとするもののうまくいかない日々が続いていた。互いに惹かれ合って生活するが生活の苛立ちが重なりすれ違う事が増えた。時が経ち、飛行機の中で偶然再開した。フライトがキャンセルされ、同じ部屋に泊まることになり、思い出話を繰り出す、、、。

回想シーンはカラー、現代はモノクロという演出がなんかお洒落でした。たとえどんなに辛い事があった過去でも色鮮やかに輝いていたという意図なのか、わかりやすくするためなのか。モノクロのはより感傷的になりますね。

よくありそうな恋愛ドラマって感じでした。精一杯お互い言いたいこと言ったり、なんでもない素振りして強がったりと何かと心が痛くなる部分がありました。その中で日本のセクシー女優の名前がどんどん出てきて、中国では相当人気なんだなと思いました笑

そんな熱い恋愛ドラマを経て、最後の父親からの手紙に強く胸を打たれました。親が子供に対して何を望むのか。反則級に感動しました。
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