さんしち

モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタのさんしちのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作ゲームは未プレイ。『宝石の国』のオレンジ制作、『探偵歌劇ミルキィホームズTD』の錦織博監督・伊神貴世脚本ということで鑑賞。
ダイナミックなカメラワークで繰り広げられるアクションシーンは劇場スクリーンにも映える抜群の見応え。背景美術も非常に綺麗で、「宙に浮かぶ、人の消えた東京」というビジュアルの魅力も出せていたと思います。
シナリオについては「何者でもない少年が何者かになる話」と見るには母から受け継がれる特殊な力に担保されている部分が大きく、その点が最後まで気になってしまったのが残念。勧善懲悪で終わらず、敵ボスとともに「自分が自分であること」を尊重していたのは良かったと思います。単発劇場作品であることを考えるともう少しオチに爽快感があっても良かった気もしますが、まあこれは好みの問題ですかね。
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