劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

上映館(1館)

「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」に投稿された感想・評価

ぽにょ

ぽにょの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

めちゃよかった。相変わらず僕の心のやらかい場所を締め付けてくる…。
上手くなるってなんなん!?的の、あとダメ金なんて意味ないし!
とか、努力は裏切らない!とかよくある…よくあるんだけどそれを丁寧に描いていてすばらだった。
あいかわらずコンクールの時の描写は10000000点満点だったし…。
みぞれちゃんがあんだけ上手いのに全国いけないって何事だ。ソロコンだったら全国金賞では!?
あと、努力は裏切る場合もあるってこと、私もよく知ってる。だからなんか共感した。
人によってはもやるかもしれんがそれが現実だもんな…。

奏ちゃんのちょっとやなとこあるけどそれはトラウマのせいなんです。もすげえ…わかりみ…。
あとさあ3年生の大好きだった先輩がつけてた学年カラーをまとっている1年生…とかそういうさあ細かいところでちょっと思いだしグッときてしまったよね。
ナツキ先輩はまじでよくできた人だな、好きよ…。
あとは演出が相変わらず上手い。サンフェスの時の光と影の使い方。とか、青い鳥をマーチングのあとに飛ばして次の自由曲モチーフが出てくる、とかさ~。
久美子と秀一は麗奈がいるじゃん!!!!と思ってしまったのであまり…感情移入できなかった…。
まあ最終的にくっつくのかな?過程ぶっ飛ばしすぎなのもあったかもしれないな。

そしてラスト…ぶちょ~~~。まあなりそうだったけど。

ということで3年生編もあるんでしょうか。全国金なんでしょうか。
サンフェスの衣裳がえっちすぎたので来年はもうちょっと高校生らしいものにしてほしいです。
ていうか毎年衣裳変わるとか金かかりすぎじゃね!?心配。
とか細かいところが気になる気になるほどにリアルを追求した話なんだなって…。
いやほんとにね…。青春を呼び覚ませアニメっすよ…。
相変わらずの高品質だけど、音楽ネタを公平に評価できないダメな自分全開。あと、個人よりも部活ドラマがよりストレートに取り上げられて、前作「リズと青い鳥」の方が楽しく観れたかな。

泣いたけど。

でも、やっぱラストはインスト曲がいいわー
「もっともっと、好きでいたい」

アニメ史上最高傑作「響け!ユーフォニアム2」と映画史上最高傑作「リズと青い鳥」、この二作品の続編という月まで届きそうなハードルに、シリーズの集大成という最高のかたちで応えてくれた。
北宇治よりも疾風で駆け抜ける青春の余白と余韻、届メロよりも本音で純粋なぶつかり合いの果てに、黄前久美子という少女は「頑張ればなにかあるって信じてる」象徴となってしまった。
輝く瞳の奥底にも悔し涙は見られない・・・それは頑張っている観客一人ひとりを祝福するエールなのだろうか、きっと誰もが誰かの特別に辿り着くために、まだまだ本作と向き合わなければならない。

鑑賞記録
2019.06.02
丸の内ピカデリー1舞台挨拶付き上映回
→リズとの相互リンクを期待し臨んだ二階席の宙、青春の疾風にあってその声を聞くことのない二人の世界は、なにものにも侵すことはできないと逆説的に示してくれた。

2019.07.05
立川シネマシティast極上音響上映
→原作小説の鋭利な表現力、その感情の顕現を映画に求める前人未到の上映は、音の出だしと消え方が素晴らしくノイジーな瞬間ですらもかけがえのない個性となる。

2019.07.06
イオンシネマ幕張新都心ULTIRA
→お預けを食らっていた超巨大フラット館上映は、鶴岡音響監督作品で特徴的な台詞が引っ張る音響に、劇伴と効果が自然に溶け込む絶妙なバランス。

2019.08.11
塚口サンサン劇場4静寂上映
→本来なら作品と観客の関係性で語られる映画で、京都アニクオリティに応えることを至上とする追悼上映に、彼女たちの人格を預かる矜持とどこまでも誠実であり続けた表現に涙が止まらない。

2019.08.28
EJアニメシアター新宿1
→再現性を疑ってしまう映像と音響が逆説的に作品のポテンシャルを引き出し、ただ面白いという事実がそこにある、人格は細部に宿るという真実を体験する。

2019.09.15
キネマ旬報シアター3音感上映
→油断してると置いていかれる超絶テンポの誓い、タイトルバックの時点でゴールド金賞を約束されたリズ、予想を遥かに超えてくる爆風の如き「Blast!」・・・眩しさを焼き付けたような映像美も素晴らしい。

2019.11.21
イオンシネマみなとみらい8
→目標に向けたストイックな日々、最高密度の映画的文脈において、会話の空気がセリフのニュアンスを超えてくる・・・煌く高音は青春の眩しさ、研ぎ澄まされたブラストサウンド。
きくち

きくちの感想・評価

4.7
一回うだうだ感想書こうと思ったけど、まとめると「最高!」だったのでそれまで。
ユーフォの魅力は「不穏さ」と「人の美しくなさ」と、そこから生まれる「青春のかけがえのなさ」全てがステキな100分間でした。まあ、テレビシリーズでも観たいっていうのはあるけどねぇ。
まだ京アニメ作品にしっかり触れられるかって不安はありつつ(実際復習としてDVDレンタルしたTVシリーズの総集編には結局手がつけられなかった)、劇場で特別上映がされるってことだから絶対見なければという気持ちで臨んだのだけど、鑑賞後の今はやはり見て正解だったという気持ちで一杯。

真面目でギスり気味なけいおんとも言えるこのシリーズ、ギスるのが苦手な自分としては取っ付きにくい部分もありつつ、この作品に関してはそのギスりがリアルな青春らしさを齎していたりしっかりカタルシスとして最終的に上手く機能していたから必要不可欠だとは思うし、こう良い塩梅に昇華してくれていたらギスりも歓迎できる。(青春し過ぎていて自分のものと比べたとき死にたくなるのは困りものだが)

ちょっと間が気になったりノリが合わなかったりしたところもTVシリーズ同様(というか京アニ作品全般で共通して)ありはしたけど、見ている内に世界観に引き込まれていき段々気にならなくなっていくのもこれまた同会社の他の作品と同じかそれ以上に思え、こんな気持ちにさせる作り込み具合は改めて流石と言わざるを得ない。

主演の黒沢ともよの演技もTVシリーズ同様心の揺さぶられる巧さがあり、クライマックスのあのシーンとかでは結構涙腺も緩んだくらいで、同年代と比べてもかなり達者な部類に入るだろう彼女はもっと評価されるべき声優。(改めて聞いてもデレマスの赤城みりあやゆゆゆの犬吠埼樹と一緒とはとてもじゃないが思えない)

スタッフロールになったらさすがに事件のことが思い出されて複雑な気分になりはしたが、TVシリーズから続投のキャラだけでなく新キャラにもきっちり愛着が持てたので(特に最終的に犬みたいななつき方してた土屋神葉演じる求くん)、ソフト化とかされたとき暁にはもう一度見ようと思うし、この流れで今度こそTVシリーズの総集編にも手が出せそうだ。

でもキャラといえば自分的にこの作品で一番好みのキャラはあすか先輩で、OBと化したおかげか色気が増したようにも感じて少しドキッとしたが、特に眼鏡属性に惹かれるわけでもないのにあの眼鏡に関しては輝いて見えるのが不思議。
久石奏ちゃんをすこれ。
2時間で収めるには勿体無いEP。
TVシリーズで1クールかけて観たかったのが正直なところ。
本公開の際に忙しくて観に行けなかったのでEJアニメシアター新宿で再上映と聞いて視聴。
『響け!ユーフォニアム』のアニメ自体は私が高校入学の年の春アニメとして放送されていて、主人公の高校入学から始まるこのアニメと高校入学したばかりの自身とを重ねながら観るという異常に気持ち悪い事をしていたのを思い出して少し気恥ずかしい心地に(笑)
ただ、この気持ち悪い追体験が“出来てしまう”というのは私がこの作品を異常に推している理由の一つでもある。従来のスポ根アニメや学園モノのアニメには根強い努力神話や平等神話的な流れが存在しており、例えば「努力すれば凡人でも部活で全国大会に行ける」「冴えない主人公でも努力して憧れのヒロインと結ばれる」などが王道パターンだというのは誰もが頷くだろう。
しかし、この作品ではそういった神話は存在せず、センスや実力という残酷な現実感が物語を取り巻いている。それ故に、今作でも主人公一味の登場人物が選抜メンバーに選ばれない事や素晴らしいドラマを経てのコンクールでさえも全国大会の出場を果たせない事などといったある種の〈敗北〉が度々登場するのだ。物語が綺麗に進みすぎない、むしろ停滞までしてしまう様なこの作品のリアリズム的描写と、その残酷さの中でもがき苦しむ高校生の少年少女たちという図に私たちはつい感情移入してしまうのだろう。
また、『響け!ユーフォニアム』における脆く崩れやすくも芯が通っているという高校生像は本当に美しく、今作では先輩後輩との人間関係や恋愛といった要素が大きく関わってくる事からその美しさがより感じられた。
綺麗過ぎず汚過ぎず、全知過ぎず無知過ぎず、全能過ぎず無能過ぎず、リアルな高校生像としてのバランスを保ちながらもそこにしっかりとアニメーションとしてのフィクション性や程よい夢物語的要素を挿入する事で現実的過ぎずかといって非現実的過ぎない、この『響け!ユーフォニアム』が成り立っているのである。
続編が決定しているという事だが、現状では制作が難航しているのだと思う。一早い復興と追悼の意を込めて。
2019.08.25
20190825 EJアニメシアター新宿にて鑑賞。4月の公開時に観られなかった3作目なので来てみたが、ほぼ満席、年齢層も様々。カット割りも多く、あっという間に終わってしまった。JDになったあすか先輩も登場。いよいよ久美子部長の誕生か。最後は劇場内で拍手が起きた。次回に続くよね、京アニ、頑張れ。
Yuki

Yukiの感想・評価

5.0
3回泣きました。吹奏楽経験者にはズキズキ来る名作です。
ラストの演奏シーンは本当に素晴らしかった。
青春っていいな。
今の自分を作ったアニメ
高校生って何でもできちゃうね。ないちゃう