劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

上映館(2館)

「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」に投稿された感想・評価

yaya

yayaの感想・評価

3.8
映画としては駆け足で進むので△ですが、響け!ユーフォニアムシリーズの最新作&劇場版としては最高です。成長した2年生メンバーを中心に、北宇治での日々がリズム良く描かれています。派手なシーンなどはありませんが、劇場での視聴推奨
一回観たけど、改めてもう一度シリーズを見直してからまた見ようと思い、遠出して2回目を観てきました。

多くの人の思いが錯綜する吹奏楽の世界は体育会系の部活よりもタフな精神が求められるものなのかもしれないと感じました。

その世界の中で感じた思いをぶつけられなくて、ぶつけても正論・常識・年功序列の前に跳ね返されて。

そんな中で君のしたことは間違ってない、努力は無駄じゃない、頑張ってきたのを見てきたって言ってもらえるだけでどんなに救われるだろうと。

形の見えない目標に対して曖昧になってしまいそうな気持ち、言い出せない心の内を側で支えてくれる存在、そしてそれを言葉にして寄り添うことができる人が慕われる人間なのだと思います。

フィクションとはいえ、人間関係の生々しさ、そしてそれを解決していく主人公・久美子の姿に教わることは本当に多い…今日、今から頑張るぞと思えるエネルギーに満ちた作品。自分もやらなきゃ。
塚森

塚森の感想・評価

4.2
2019/05/19@渋谷HUMAXシネマ
2019/08/03@塚口サンサン劇場

あらゆる面で無駄のない映画。省略された無駄のなさではなく、コテコテの密度のフィルムなのに洗練されていて無駄がないというところがすごい。
すべてのキャラクターが確かな奥行きをもってそこに存在している。そしてその存在を裏付けるかのような背景美術。
主人公・久美子のセリフ「後輩ってめんどくさい~」のリアリティたるや目を見張るものだ。キャラクターそれぞれの持つ、決して形式的ではない屈折した気持ちを丁寧に描き切っている。
媚びるような芝居の後輩とか、あんまり好きじゃないなあと思っていたけれど、その"なんとなく嫌な感じ"すら物語後半への重要なフックだった。
バスのシーンは上手すぎて鳥肌。

スマホの縦画面を使った演出はよくわからなかった。
LINEチャットのハリコミも違和感。(この作品に限らずあんまり成功していない印象、なぜ?)
キャラの気持ちに合わせたTUTB多用が気持ちよかった。

成功するかわからない、どうなるかわからない、不安な気持ちがあっても、上手くなりたいと願うこと。
前へ前へとがむしゃらに進む主人公たちの姿は、観客への強いエールだ。
素晴らしかった。
欲を言えば、映画作品としてコンパクト化されたものではなく、ワンクールのテレビ放送でしっかりと見たかった。
しゅう

しゅうの感想・評価

4.0
劇場用映画としての尺の制約の中で最大限遣り切った、現状部活アニメ最高峰。

続編となる3年生編の最終章も楽しみにしていた。

表舞台で仕事をするクリエイターは様々な毀誉褒貶に晒されるものだけれど、こんな素晴らしいアニメーションで我々を楽しませてくれた人々が、その仕事によって標的にされたのだとしたら悲しくてやりきれない。
なみつ

なみつの感想・評価

4.8
安心と信頼の最高!!!!

この作品はテレビシリーズから見ていて、好きなアニメの中でも5本の指に入るくらい好きです。
えっ葉月ちゃん良い子すぎん?と、久美子と麗奈の絆が芽生え始めた(いちゃいちゃし始めた)回あたりから魅了され、自分も吹奏楽部だったのもあって虜になってゆきました。
映画でも、わたしがこの作品から得たい感動、感情、鳥肌をぞんっ
っぶんに、享受させてもらいました!

これまで積み上げてきたからこそ楽しめる展開もあればもちろん新しい要素もあり、後輩ちゃんたちとのいろいろはやっぱり見ものでした。
特に、名前忘れたけどチューバの子にはいちばん共感できました。こうあるべきでしょ、っていうのと、なんであの子はそうじゃないのにっていうのと、でもなんだかんだでうらやましかったり、自分もほんとうはそうなりたいって思うのに、周りを遠ざけてしまったり。
ひとりひとりにこんな複雑で、でもありきたりなめまぐるしいトラブルがあるのを丁寧にどろどろにさわやかに描いてくれる、これがこの作品のすごいところです!!3年生も楽しみだー。曲もいつもすごく良いんだよなー。オーボエが信じられないくらいおいしい!

そんな、こんなんあったなあ、がちりばめられている作品の中においてわたしがちょっと納得いってないところは、
・かわいい女子しかいない
・みどりちゃんの考え方が達観しきっててこんな高校生はいない(というか大人にもいない)と思わされる
・滝先生のスペックが高すぎて(イケメン、有能、ドS、おしゃれ、寝ぐせ他)おまえは何拍子だよってなる

です。

今回の映画だと、久美子と麗奈のいちゃつきが度を超していたかなーというのだけがちょっと。麗奈は久美子ラブだけどなんだかんだで一番はトランペットか滝先生かくらいの距離感でいてほしい派です。

とはいえ、夏紀先輩も好きで一生ついていきます!だし、あすか先輩もこじらせすぎてるけど好きだし、秀一も映画では影薄かったけどがんばってほしいし、名前忘れたけと教育係の先輩は彼女にしたいくらいかわいいし、アニメの3期も全力で楽しみたいです!

ああーーなぜ昔のわたしはリズと青い鳥を見なかったんだよおおおお
ZERNAT

ZERNATの感想・評価

3.5
良かっただけにやはり1クール、せめて2倍の尺でやってほしかった。
『リズ』組、特に剣崎が全然喋らないのは悲しいけど、明らかに『リズ』を通り越した演奏をするみぞれでニヤリとする。
カットしまくった結果、サファイアに弟子入りする求とか描写外で物語が進んでいる感じがいっそう強い。
私はノンケなのでもっとカップルやってる久美子が見たかったです。
dz

dzの感想・評価

4.3
極音上映で鑑賞。
前年度とは違った面で「部活」だった。初心者と経験者の意識の違いと学年問題、すごくよく見る問題だけど北宇治だから乗り越えられたと思う。
曲もよくて、心震えた…クライマックスでは泣いてしまったぜ。
みんないいキャラしてました。最終章にも期待大!
翔

翔の感想・評価

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2019-42

 久美子達は昇級し2年時の大会終了までが、新入生のエピソードを中心に描かれる。『リズと青い鳥』と同じ時間軸での出来事。

 技術はあるが居残り練習はしない新入生と、技術は劣るが先輩部員との距離も近しく居残り練習にも熱心な新入生。「そのどちらが部活を頑張っているように見えるか?」
 先輩部員より演奏が上手なのに、人間関係を乱さないためにあえて選抜メンバーの枠を譲ろうとする新入生。
 頑張っても良い結果が残せるとは限らない。じゃあ頑張るって何?

 テレビシリーズでは2期に渡って描いたのと同じ時間を映画一作でまとめているのに、急ぎ足であるようには全く感じなかった。それどころかいくつもの共感したり感心したり自分の経験を思い出したり、どのエピソードも鮮やかに心に残った。
 キャラクターに感情移入して物語を楽しむと共に、アニメでありながら自分の現実にも広がりを感じる作品だった。きっともっと本気で部活や何かに取り組んでいた学生時代の経験がある人は、更に自分を揺さぶられる体験が出来るのだろう。
chiyo

chiyoの感想・評価

3.5
響けユーフォニアムの完全新作。
久美子達は2年生になり、吹奏楽部も新体制。でも1年生達には問題が多くて…

久美子を取り巻く、先輩後輩、部活、恋愛、家族といった人間関係のドラマがとてもリアルで良い。毎度ユーフォニアムは実写ドラマ化しても問題ない作品だなぁと思う。今までのテレビシリーズでもあった、サンフェスやお祭り、オーディションなどのイベントも、1年生の時とは全く違う。
特に、久美子と秀一の関係がリアルで可愛く、良いなあと思った。

好きなシーンは雨の中、久美子と奏が話すシーン。声優さんの声がとてもいい。久美子役の黒沢ともよさんは、毎回久美子の色を変えて演技して下さっていて、いつも良い声をお持ちだなぁと感じる。この雨のシーンでも、ハスキーな声とセリフへの感情の乗せ方がとても良かった。
終盤の演奏シーンは圧倒的なクオリティの良さ。映画リズと青い鳥でも泣けるほどいい曲だった、同曲で今回も泣きそうになった。近いのフィナーレではほぼ触れなかった、のぞみとみぞれの姿がチラッと映るたびに、この時の2人の感情について考えて切なくなる。

あとは3年生達の話。先輩と後輩の複雑な関係と、部活を続けるということ。
誰しもが経験するのではと思う色々な悩みと、ぶつかり合い。
アニメという括りを超えた、ボリュームたっぷりの内容でした。