デヴィッド・クローネンバーグ監督のサイコ・スリラー。
双子で産婦人科診療所を営むマントル兄弟。一人の女性を巡って、関係が悪化する。
"Raffaella, will you have sex with us in our bathtub? It's an experiment."
"Are you kidding? Fuck off you freaks. I'm telling my father you talk dirty. Besides, I know for a fact you don't even know what fuck is."
何度観ても1時間付近で睡魔に負け、完走が困難だった。クローネンバーグ監督作品に関しては、"面白い"というより"興味深い"の視点から観てきたのだが、ついにその"異常性"が自分のキャパを超え、"どうでもいい"の領域に入りつつある。
クローネンバーグ監督のフィルモグラフィーにおいては、肉体フェチに金属フェチが加わった記念すべき一作。
オープニングシークエンスが衝撃だった。9歳の双子の少年がセックス談義を繰り広げ、近所の女の子をセックスに誘う。他に印象的だったのは、自前の金属製医療器具、3つの子宮口を持つ女、真っ赤な手術着。
『ミッション』のジェレミー・アイアンズが、双子の医師を一人二役で演じる。どっちがどっちか本当に区別が付かない。どうやって撮影したのだろうかと思う映像もいくつかあった。
一卵性双生児、「死んだ生き写し」、運命共同体、シンクロナイズ。
"Well, fish don't need sex because they just lay the eggs and fertilize them in the water. Humans can't do that because they don't live in the water. They have to - internalize the water. Therefore we have sex."
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