Yuuki

脱出のYuukiのレビュー・感想・評価

脱出(2017年製作の映画)
3.0
女だらけのギャング団の唯一の男・通称「プレイボーイ」が逮捕された。彼は組織の情報を全て世間にバラそうとしていたが、ボスがそれを阻止するため手下を使い抹殺しようとする。プレイボーイを護送する警備隊は、カンボジア格闘技ボッカタオの使い手ダラを含めた3人とパリからやって来た凄腕リー。簡単な任務かと思いきや、極悪囚人が解き放たれ、地獄を見る!がんばれ!な話

カンボジアの格闘アクション。東南アジアのアクションといえばやっぱりインドネシアの「ザ・レイド」をはじめ、フィリピンの「バイバスト」、ベトナムの「ハイ・フォン ママは元ギャング」など色々ありつつも、こちらも分かりやすい設定を下敷きに速攻で戦いの火蓋が切られるスピード感が良い!カンボジア格闘技ボッカタオが火を吹いて、やべすぎる囚人達との大乱闘に立ち向かう!さらに女ギャングにIQゼロの食人鬼、キャラが薄いが強いオーラを漂わせる謎の黒人と登場人物のバリエーションをきかせててなかなか楽しい仕上がりです!

アクション自体は前述の「ザ・レイド」や「ドラゴンマッハ!」なんかと比べるとややもっさりしてて、主力となる警察側リー&ダラの見た目もかなりモブキャラみたいな感じはありつつも、ランタイム92分に対して体感70分ぐらいずっと戦ってる感覚になる濃密格闘はなかなか必見。あと、マイケル・ペーニャ似の名も無き看守が何故かめっちゃ強くてダラ達とずっと同行するのは笑った。何者なんだあいつは…。その他、プレイボーイの軽〜いコメディリリーフ的な立ち回りもメリハリがきいてます。噂では続編が制作中で、「ジョン・ウィック3」で最後らへんに出てきたセセブ・アリフ・ラーマンとヤヤン・ルヒアンに出演交渉しているとか…実現したらボッカチオとシラットが共演して大変なことになる…。敬具
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