スマホを落としただけなのに…。
いやアイツがスマホを落としやがったばっかりに…。
落としたのは彼氏の富田なのに被害を被るのはその周辺の人物ばかり。
唯一クレジットカードの不正使用はされてたけど、時計と家電を勝手に買われて50万!安い!
「タンク・ルイ・カルティエ…は高いしタンクソロにしとくか🤔
お、アイリスオーヤマはやっぱり安くて良いものがあるなあ😊」ってか‼️
猟奇殺人鬼のクセになーにをお得な買い物をしとるんじゃ。
サラッと言ってしまいましたが、犯人はサイコキラーなんです。
『スマホを落としただけなのに』というタイトルからも察する通り、どうしても教育ビデオ的な側面があるのに、拾った人間がたまたまサイコだったというのはどうしてもテーマとの食い合わせが悪く感じてしまいます。
それは「外に出たら通り魔に出くわすかもしれない。でも外に出たら良いこともあるかもしれない」と言っているのと同義で、上手く「スマホ」が機能していないように思った。
“アナタは目の前の情報を愛しているのか、人を愛しているのか”
というメッセージは良いと思います。
ですがその犯人を【貞子】のように象徴化した演技・演出をしたのは逃げであり最低の選択だったと思います。
「だって【貞子】だから」で片付いてしまうような、キャラありきによる物語の矮小化。
過去の栄光・情報を愛して囚われてるのは中田監督なんじゃありませんか?