鍋レモン

スマホを落としただけなのにの鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.4
⚪概要とあらすじ
文学賞「このミステリーがすごい!」 大賞で隠し玉作品に選ばれた志駕晃のサイバーミステリーを実写映画化。

派遣社員・稲葉麻美(北川景子)の恋人が、スマートフォンを落としてしまう。だが拾い主の男性のおかげで恋人のスマホを受け取ることができホッとする麻美だった。しかし、その日から彼女の周囲で不穏な出来事が起こり始める。同じころ、山中で身元不明の女性の遺体が次々と発見され...。

⚪感想
「スマホって宝箱にもなるんだよ」

録画していたのをようやく観た。
スマホって怖ってなる。

この映画は続編の予告を見て犯人を知ってしまっていたけど意外と楽しめた。
犯人の怪演が強烈すぎてずっと「こっわっこわこわ!!」って言いながら爆笑してしまった。

内容的には今の時代に合わせているけど、ちょっとリアリティを飛び越えてる気も。
主人公はかなりの過去を持ってるし、その恋人の携帯は何故か運良く犯人の手に入る。
他にも色々と映画の都合上都合がいいことばかり。

こんな映画を観ると色んなアカウントのパスワードとか気になっちゃう。基本覚えやすい名前とか誕生日にしがちだったりするもんね。凝ったパスワードにすると覚えられないから推しの誕生日ぐらいが限度。

個人的に北川景子さんの演技が下手というかちょっとやりすぎに思えてしまった。驚きは伝わるけど変に叫んだりなんか違和感。

バカリズムさんの役柄はなんかちょっとわかりみが深い。失礼だけどそういうイメージある。

要潤さんは気持ち悪かった。褒めてる。

スマホを落としただけでの怖さは伝わってくるけどなんかやりすぎ。



⚪以下ネタバレ



想像以上に北川景子さん演じる麻美の過去がサスペンスだった。驚かせたいのは分かるけど、流石に入れ替わった後お互いの家族とかどうすんのって思ったし、整形するにしてもお金ないし、急に働くって言っても難しいしって疑問だらけだった。

犯人役の成田凌さんは怪演だった。謎のゴキゴキ音を鳴らしながらのあの目力と喋り方が怖すぎた。『コード・ブルー』ではあんな情けない役柄だったのにこんな役もできてしまうなんてびっくり。
怪演極めすぎてて面白い。

後半麻美のところに簡単に富田が来たから犯人鍵とかかけてないのかよって思ったし、何故か警察に電話せずその場所で留まってる2人に早く逃げてーってなった。そのあとは何故か電気が通っていて回るメリーゴーランド。先に登場した加賀谷に比べてめちゃくちゃ後に来る毒島。演出上必要なんだろうけど気になってしまう。

⚪鑑賞
TBSで鑑賞。
鍋レモン

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