Elijah

キングのElijahのレビュー・感想・評価

キング(2019年製作の映画)
4.0
劇場鑑賞。
正統派のシェイクスピア史劇。
起伏の少ない物語と映像に小難しい台詞の応酬なので、人によっては眠気が襲ってくるかもしれない(平面の舞台劇を観慣れている人は平気かと)。
製作・脚本・出演を兼任するジョエル・エドガートンの作品ごとに違った表情を見せる多才な器用ぶりに感心させられる。
お目当てのティモテ・シャラメは今この時しか演じられないであろう若きキングで魅せる。
特に王座に就く瞬間と戦が終わり兵士たちから「国王万歳」と叫ばれる姿がひたすら美しく。
思わず自分も座席から下り跪きたくなったほどに。
英語とフランス語を流暢に話せる強みも役にとても活かされていた。
トム・グリン=カーニー、リリー=ローズ・デップ、ロバート・パティンソンの出演場面はそれほど多くはないが印象に残る役を演じている。
myハイライトは冒頭20分ほどの麗しき青年2人(ハル王子&ヘンリー)の共演場面で正に至福の時間だった。
今度は思い存分にがっつりと共演してもらいたい。
Elijah

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