いのさん

ビューティフル・ボーイのいのさんのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.5
《痛く美しい再生の記録》

(あらすじ)

成績優秀でスポーツ万能、将来を期待されていたニックは、ふとしたきっかけで手を出したドラッグに次第にのめり込んでいく。
更生施設を抜け出したり、再発を繰り返すニックを、大きな愛と献身で見守り包み込む父親デヴィッド。何度裏切られても、息子を信じ続けることができたのは、すべてをこえて愛している存在だから。
父デヴィッドと、ドラッグ依存症だった息子ニックがそれぞれの視点で書いた実話に基づく愛と再生の物語。


(感想)

今回人生初の試写会に行って観ました。

今回主演を務めたティモシー・シャメラ。
自分はティモシー・シャメラを知りませんでしたが、2018年度のアカデミー賞の最年少主演男優賞にノミネートされるほどの実力がある期待の若手俳優でした。
この若さでドラック中毒の役を演じるのは参考や経験がほとんどないため難しい演技に挑戦しているなと感じました。
ちなみにこの役を演じるにあたって9kg体重を落としたそうです。

終始丁寧に描かれているが話がゆっくり展開するため少しウトウトしてしまいました。
日本人からしたら薬物と格闘しているシーンなどは現実味がないため共感は薄いかも。

しかしながら、薬物乱用の基準を満たしているアメリカ人は約2千万人、薬物の過剰摂取で年間に死亡した人数は約27,000人。
これはれっきとした社会問題だと思います。
それを2人の親子を軸に丁寧に描き上げたところにこの作品の大きな意味を感じました。