さ

ビューティフル・ボーイのさのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.8
挿入歌がズルズルしている わりにシーンはスパスパかわり、時間軸はグラグラ、わからないわけではないけど、ついていくのがちょっと大変かも

更生!キラキラ!みたいな終わり方をしないのには好感がもてた。人生そんな映画みたいにいかないから、リアルだなって、やめたい、ごめんなさい、は本気で思ってる ただ、それしかないように思えてしまって、ひとときの快楽に戻ってしまうんだろう な

アメリカと日本は違うから、100%の共感はできなくとも、違うかたちで、例えば親子間の期待とか、あ、わたしもギリギリを生きてるんだなって、一見薬物とは離れた位置にいるけど、ニックと同じ揺らぎや迷いの中にいることは確かで、

期待しないでほしい、でも、そのままのわたしを愛してほしい その実感を得られないから、他に救いを求めようとする 自分を救ってあげられるのは自分しかいないのに、切ないな

最近の殺人事件にも通じるものがあるのかなって、考えた。孤独と、愛。
さ