たっツん

ビューティフル・ボーイのたっツんのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.7
「グッド・タイム」は全然グッドタイムじゃないし、「ビューティフル・デイ」は全然ビューティフルデイじゃない。
最近はタイトルと全然違う内容の作品がチラホラ出てきているのでこれもそうか?と疑っていたらめちゃくちゃに"美しい男の子"だった。

フィクションでのドラッグを使用したりラリっていたりする描写が好きなので、やっぱりこの作品も好き。
「プロジェクトX」みたいな、その日限りのドラッグパーティーも好き。
「バスケットボール・ダイアリーズ」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の様にドラッグから抜け出すことに成功する話も好き。
ドラッグからはドラマが生まれる。

この物語は、本人や周りの人の助けでドラッグの沼から逃れようと頑張るんだけど結局はドラッグの依存性に引き込まれていくんだよね。
一度得た快感はなかなか忘れられない。
救いようの無いどうしようもない話なんだけど、だからこそやるせなく美しい。自分もこんな退廃した主人公になりたいと思える羨ましさがあった。

ドラッグ、ダメ、絶対。
たっツん

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