時が行ったり来たりしているのかと思うほど、何度も何度も地獄に舞い戻る。断ち切ることのできない薬物の恐ろしさ。世間一般誰もがそれなりに嗜むものであると舐めてかかった、そのツケは誰のものか。はっきりと思い出されるのは、あなたの眩しい笑顔と、取り返しのつかなくなる瞬間を黙って見ていたわたしの愚かな引きつり笑い。しかし、あの瞬間を100回、1000回、10000回と、リトライしたところで、わたしは勇ましくあなたを叱り付けることなどできないような気がするのです。きっと、誤った理想像と腐った社会のせいにしてしまう。全て試されていたのでしょうか。どれ程綺麗事を並べても、見透かされていたのでしょうか。あなたに。
