実話に基づく愛と再生の物語...
う～んひたすら重くて辛い。
コレはもう思いっきり親の立場で観てしまった。勿論、母親じゃなくて父親の、、、
子育てなんてその時々で最善の方法を選び繰り返し繰り返しの手探りの日々。
正解なんて解らないし結果が出た時には既に子供の人格なんて出来上がっていて、、、
ともすれば親の方が壊れてしまってもおかしくない程の我が子の再三の誤ちに果たしてこんなに強い気持ちで立ち向かえるだろうか。
例え親であっても人間。
投げ出したくなる衝動と幾度向き合っただろうか、、、
今作でのスティーブ・カレル程の親は実のところ少数派なのかも知れないとさえ思えた。
現実自分に置き換えた時ここまで粘り強く根気よく見守り寄り添い戦えるか...
正直100パーセントの自信があるとは言いきれない。
今や日本に入ってくる違法薬物は明らかになっていないだけで水面下では相当量が動いているとされている。もはや海を渡った先の国の話ではなくなって来ている。
そういう意味で今作は実はとても身近になりつつある問題なのかも知れない。
ティモシー・シャラメをもって更には映画というフィルターがかかってここ迄の堕ち具合。現実はもっと壮絶で厳しいものである事が安易に想像出来る。
大きく括られた社会問題をどう受け止めるかは観る側次第、、、
