颯空

ビューティフル・ボーイの颯空のレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.8
映像は目を奪われるほどに美しいが、内容は話が進むにつれ残酷になっていく、ドラッグ常習者になってしまったシャラメ君演じるニックのあまりにも悲惨すぎる末路をスティーヴ・カレル演じるニックの父親がずっと、何があっても支え続けていく物語
ひたすらにドラッグの快感に溺れていくニックを助けていく父の健気さに胸がいっぱいになる、でもその思いすら裏切りドラッグに手を染めてしまうニックにとても憤りと無念さを覚えたし、同時にドラッグへの恐怖も覚えた。とても救いようのない悲劇的な話だが、最後は希望を持ってもいいのだろうか。でもまた繰り返してしまうのでないかと疑り深くなる。彼の犯し続ける罪に終わりは来るのか。あまりに悲しすぎる。
音楽もSigur RósやMogwaiなど、選曲が良すぎた。美しくも悲劇的なこの映画の世界観にとても合っていた