ヤスヤス

ビューティフル・ボーイのヤスヤスのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.9
ティモシー・シャラメのどこか退廃的な美しさ(「ベニスに死す」のタージオをに通じる)が、痛々しさを増幅させ、薬物依存の怖さが強調される。
どうしても、父親目線で観てしまうため、救い出せないもどかしさで、終始苦しい。
時折、挟まる幼い頃の回想シーンが胸に痛い。特に父親が息子を見ながらレノンの「ビューティフル・ボーイ」を口ずさむシーンや父子の別れ際の言葉「everything」に込められた意味が明かされるシーンは泣けた。
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