Shelby

The Witch/魔女のShelbyのレビュー・感想・評価

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
4.5


鳥肌立った!!!!これは面白い!!!!!


此処でも皆さん触れているように後半は度肝を抜かれる展開で鳥肌の連続。予想の遥か上を超えてきた。主人公ジャユンの顔立ちが、何処と無く黒木華を彷彿とさせるような優しくて柔らかい顔立ち。そんな彼女の表情も後半で一変し、薄ら笑いですらも恐ろしく思える。後半はもうこれはホラー映画なのかな?と勘違いするレベルで粛々と人を殺める。

あらすじ
とある研究所から血塗れで逃げ出す年端もいない幼い1人の少女。少女を追う研究所の人間達も懸命に追いかける。追っ手から逃げ切り、命からがら逃げ込んだのは、酪農経営をするク夫婦の農場。夫婦に引き取られ、愛情を一心に受け止めながら健やかに育っていき、騒々しく喧しいがジャユンのことを本気で好きでいてくれる親友もいる。不況の煽りを受け、酪農家としての収入も乏しく家計は苦しくなる一方。そんななか、賞金目当てでメディアに出たジャユンは自分の歌と能力を披露し、見事にオーディション合格。しかし、その代わりに、能力を披露した日から接触してくる怪しい男達の存在がジュヤンや家族、親友の命まで脅かす事態となり…

前半までは、何の変哲もない家族思いの少女のための、ほのぼの青春ムービー。伏線として描かれるのが、ジャユンを毎回苦しめる謎の頭痛。そして驚くべきことに医者に余命2,3ヶ月だと宣告される始末。それでも焦る様子も見せないジャユン。(今思うと流石に違和感あるけど。)
そして、遂に、友人も泊まりにきていた夜に武装チームが来襲したことでムードは一転。
次々と秘められた能力で武装チームをぶっ殺していき、その場を鎮圧。その後、冒頭で描かれた研究所に連れ戻され、最高に血圧が上がる怒涛のアクションバトルシーンに突入。

正直、韓国の映画をそこまでみたことがなく、バイオレンス&アクションが凄いくらいの情報しかなかったが、これは相当なレベルの高さ。VFXまで駆使したバトルシーンには一気に目が釘付け状態。あっという間に舞台はクライマックスへ。

こんなに凄まじいアクション映画を表現出来ない語彙力の乏しさが嘆かわしく思えてくるほど、出来の良いアクション映画だった。
続編もあるようなので非常に待ち遠しい。
Shelby

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