プレビューを裏切らない面白さにはまりすぎて何度も観た。
さすがは韓国映画。エンターテインメント色満載のクールでド派手なアクション、血糊どばーのグロテスクさのなかに、リアルな暗さを織り込んでくる。
正直、キャストの相関関係がわかりづらい箇所はあったものの、スイッチが入った瞬間豹変する後半ですべてがぶっ飛んだ。不気味な冒頭、前半の淡々として冗漫に見えるストーリーがまるで別な映画のように視界ががらりと変わってしまう仕掛けのすごさに興奮。何より、運命に翻弄される「不幸で非力な女子高生」キム・ダミの怪物的演技が圧巻だった。
この手の映画が大好きでそれこそ山のようにみたけど、こんなに主人公が圧倒的に強いのってあまり記憶がない。後半の殺戮シーン、キム・ダミちゃんが終始浮かべてる笑みが怖くて中毒性すら感じてしまった。
ハードルが上がりすぎてて続編ができるかわからないけど、彼女よりもっと強い人が出てきたらと思うとわくわくするから、続きが観たくてたまらない。
