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愛がなんだのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
2.5
角田光代の恋愛小説を今泉力哉監督が映画化。
好きになってくれない相手をいちずに追う(執着する)アラサーの女性を描く。

ヒロインは、28歳のOL山田テルコ(岸井ゆきの)。
彼女の生活は、マモル=マモちゃん(成田凌)に一目ぼれしてから、マモちゃん最優先になっているが、マモルはテルコに全く恋愛感情がなかった。
やがて、マモルは、がさつで口の悪い年上の女性すみれ(江口のりこ)を好きになるが、すみれはマモルがタイプでなかった…。
テルコと同じように、テルコの親友・葉子(深川麻衣)を好きなナカハラ(若葉竜也)は、葉子に都合よく使われていた…。

「私はマモちゃんになりたいと思う」

「…執着の正体は…何なのだろう?
これは恋ではない。きっと愛でもない」

一方的な(一方方向の)思い、恋にも愛にもならない、いわゆる片思い、結論は出ているはず。
"愛がなんだ"と、愛を突き放す"ママごと"ヒロインに魅力もないし未来もない。

なお、ナカハラの写真展のタイトルは「一瞬の夢」
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