28歳のOLテルコは、マモルを愛しすぎるあまり、すべてマモル最優先の日常を送っていた。仕事にも支障をきたし、会社もクビ寸前。しかしそれほど尽くしているのに、マモルにとって彼女の存在は恋人ですらなく…。
「ご縁がなかった」
そう言ってしまえばそれだけの話なんだけど、
「ご縁がなかった」
の一言では済ます訳にはいかない。
一方通行だけど諦められない。
果たしてそれは愛なのか。
テルコが痛々しくて、ここまでの経験はないものの気持ちは分からんではないし、マモルの気持ちも分からんではない。
絶妙に分かる～な作品だった。
愛なのか、恋なのか、執着なのか。
その渦の中にいるうちは気付かないんだよな～
私もその昔、気付かなかった事がある。
私はヤキモチ妬きで、泣く男とばっかり付き合っていたので、物分りが良く、優しくて、何も心配する事のない人とお付き合いをしていた時、それが逆にめちゃくちゃ不安だったんだよね～。なんで泣かないの？なんで嫉妬しないの？私の事ほんとに好きなの？って。泣いて、嫉妬して、分かりやすく愛して欲しかった私が結局水面下で追いかけるような形の恋愛になって（プライドが高いので表には出せない）疲れてしまったんだけど。笑
その当時はめちゃくちゃ好き～！だと思っていたけど、振り返れば今まで付き合った人の中で一番思い出さないし、好き度も一番低かったなと思う。というよりほとんど執着とプライドでしかなったな～と🤷♀️笑
状況や行動は違えど、テルコもそのパターンなのかななんて時折自分と重ねながら観ていたけど、いやはやラストよ。笑
本当に愛って人それぞれ。
執着する事が愛ならそれもそれで良い。
片想いだって良いのかもしれない。
『愛がなんだ』
本人がいいならそれでいいのかなと。
外野は黙ってろ！って感じですかね。
ナカハラと葉子ちゃんも良かったね。
私は葉子ちゃんに一番共感出来たかな。
2022-203
