どうしようもなくナカハラの出てくるシーンが心待ちであった。彼がこの映画の主人公にさえ感じ始めた。大事なことは全て彼が語り、そして選択肢を残す。若葉竜也、素晴らしい。ずっと言い続けていますが、素晴らしい。
どうしよーもないね、ほんと。
誤魔化したり、流したり、溜め込んだり。
でも、そんな風にしていようとも日々は淡々とすぎる。何が愛だよ、そんなもの途中からどうでもよくなるのだ。幸せになること、寂しくなくなることに固執しつつけてきたこれまでの道のりに比べれば、愛なんてあってもなくても良いのかもしれない。
私はどちらかというと、共感できなかったかな。こういう人居るよねとは思うがそれ以上はない。寂しいと思う夜もあるし、幸せになりたいとも思う。でも、そういうしんみりしちゃうような瞬間も後から考えると結構好きだったりする。誰かを死ぬほど好きになると変わるのかな。そんな事を考えてみたけどやはり自分はテルコにはなれないなと思う。
