平成の最後に爆誕した恋愛映画の大傑作。
恋愛に何の苦労もしたことない人は、観ても何も感じないかもしれません。
でも、恋愛に必ずと言っていいほどについて回る、ありとあらゆる「うまくいかなさ」「はがゆさ」に共感が止まらない。
自分から放たれた矢印の目的地となる人は、別の人に矢印を向けていて、その人の矢印もまた別に進んでいる。。
そんな風に世界は回っているんじゃないかと思ってしまったり。
2人にしかわからない関係もあるし
2人にさえわからない関係もあるし
名前をつけられない関係もあれば、
お互いの気持ちが見えない事もある。
わかっていてわからないふりすることもある。
恋がなんだ。
愛がなんだ。
すきがなんだ。
とテルコは言う。
なめられてる。
バカにされてる。
見下されてる。
利用されてる。
それでも、そんな状態でも、
終わってしまうとそれまでの自分が否定されてしまうから、
執着してしまう。
執着していることを自覚しながら、
テルコは尚もマモルといることを選ぶ。
それが愛なのかどうかはわからない。
でもそれでいい。
だらだら書きましたけど、
胸を突かれてたまらない映画。
すごかったです。