ほぁー。
何から話そうか。感想が無限に湧き出てくる。これは長々お付き合いいただく必要がありそうだ。
とりあえず一言、言っとくとしたら
原作より原作
ってことでしょうかね。
もとより
角田さんの本は高確率で(私の中で)大ヒットを飛ばしてまして…映画化と聞いて大興奮したのは言うまでもない。
しかし、その興奮を凌駕する静かな興奮がざっばざっばと押し寄せてきた！
どんなお話かというと
ひとりの男に執着して、他人からしたら人生を棒に振っているようなイタくて、おバカな女の愛の結論…という感じかな。
思わず映画の終盤で「愛がなんだ」って言いたくなりました…笑
愛の形ってのは人それぞれであるし、愛なんて言葉ばかりで、見え方や形が変化して行くわけだ。
一言で愛はこうであるべきだなんて他人が他人の恋愛を軽くあしらうこと権利なんてないのかもしれない。
「愛がなんだ」というタイトルはテルコがマモちゃんとの関係がそんなの愛じゃないと否定されて、じゃあ、愛じゃなくていい。愛を超えてる何か。それに比べたら愛がなんだ。というテルコの声が聞こえてくる…気がする。
ヨウコとマモちゃん、ナカハラとテルコ
薄目で見れば相当似たような関係性の両者であるが、結末は違う。
テルコは変わることを拒み、ヨウコは変わることを選んだ(って解釈してます！)。
どちらも幸せになってくれればと願う。
テルコの結論はあまりスッキリとはしないものかもしれないが、この世にテルちゃんな人はゴマンといるのではないでしょう…。
それからそれから、
それぞれのキャストの方々の微かな表情の変化がぴたりとハマる空気を作り上げていたり、セリフの言い回しが役柄に合っていて1秒も取りこぼせない映画でした。
少女邂逅から推しているほしもえかちゃんが出演していたので序盤でテンションが爆上げでした笑
