ねつき

愛がなんだのねつきのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.3
「自分で決めちゃダメですかね」

無理〜〜!!!
普通に生きるのむず〜〜!!!
「好き」と「愛」と「恋」のちがいってなに〜〜!!!
ついでに言うと、この映画では出てきてないけど「結婚」ってなに〜〜!!!
「幸せ」ってなに〜〜〜〜!!!

だってさ、誰だって好きな人の前では、少し心拍数が上がったり、かっこつけたり気を使ったりしちゃうわけでしょ?てゆうかそうやってそわそわしちゃうから、好きだって認識するわけでしょ?
だからテルコとか成田くんみたいに、好きな人にいろいろしてあげちゃったりしちゃうわけでしょ?でもこれ、第三者目線で見たって、好かれてる側から見たって、まったく魅力的じゃないじゃんか。
「自分のこと好きな相手が自分に媚び売ってくるさま」とか、めちゃめちゃ嫌じゃんか。ね?
テルコが友達といるときとか、成田凌がテルコといるときとか、ワガママになってる素の自分の瞬間、魅力的じゃん。
でもさ、そしたら必然的に、好きな人の前では魅力的な自分は現れないことになるじゃんか。うっとうしい自分ばっかじゃん。
え!どうしたらいいの!いたちごっこじゃん!!恋愛むず!!!
ってなった。

成田凌が、「山田さんのことちゃんと考えたことなくて」って言ってたけど、それって成田凌が最低なわけでもなんでもないと思う。
これって結構自然なことだと思う。まったく考えてないってのは、さすがに嘘だと思うが。
誰だって自分中心に世の中回ってるはずなんだから、案外自分のこと好きな人のことなんて、けっこうないがしろにしちゃうもんなんだと思う。
だって世の中自分中心に回ってて、その主人公の自分が恋してたら、周りのことなんかどうでもいいもんね。

登場人物の誰のことも「最低」とか「狂ってる」とか言えないのは、この中の誰しもが誰しもになり得る可能性があるからだ。
すみれさんはテルコになり得るし、テルコはすみれさんになり得る。仲原にもなり得る。よーこちゃんのお父さんにだって、なり得る。
そして私たちも。
周りにいる人間たちとの関係次第。

この映画の中で「幸せ」を描いた瞬間って少なかったんじゃないかなって。
私が思う限りだと、成田凌とテルコがベッドに寝て、「なんだよ〜」って蹴り合ってるシーン。
「幸せ」って、こういう瞬間のことを言うんだろなあって。そこは少し、なにか、わかった気がする……


とりあえずテルコの髪型かわいかったので、髪の毛もう少し伸ばして真似しようと思いました。