そーいちろー

愛がなんだのそーいちろーのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.6
今泉力哉らしい都会に生きる若者の、どうしようもない恋愛映画。ありがちなダメンズものと思わせて、主従関係に近い不思議な男女関係や、母娘の複雑な関係性、恋愛の不可能性も鮮やかに描き出した良作。ラストは今泉力哉らしい恋愛中の人間の酩酊感を表現した超現実的展開で終わるところは、なんとなくメジャー感を避けてしまう感じで、ある意味で安心する感じ。日本のホン・サンスというか、定式美に近い恋愛映画を撮り続ける今泉力哉が、いよいよ本格的に認められた感じのする反響。