Yasuha

愛がなんだのYasuhaのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
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愛ってなんだ。

皆誰かの為に必死で、
自信がなかったり、悩んだり、
だけど好きでない人に対しては
自分勝手で、都合良くて、酷い事ばかり。
そんな姿にイライラと腹が立ったけど、
それがとても生々しくて、
人間臭くって、
ただあるその世界の切り取りに
切なくもなった。

ただ感情移入出来るところもあれば、
完全にテルコに共感しきる事は無かった。
そこまでして繋がっていたいの?
まではまだ理解出来たけど、、
彼への執着は、もう彼にでは無いんだろうな、、
私はまだ田中守ではない。
となるまでの執着は理解できなかった。
本読んだ方がいいかなぁ。。


ただ、本当にどういう感情なのか、
決してキラキラしたものでなく、
なんだか悔しいというか、
愛って、愛ってなんだよ
という感情で、
エンドロールから涙が流れて、
劇場から自宅まで1度も携帯を見ず
街の匂いだけを感じて帰った。

苦しいな。



※追記
「私はまだ田中守ではない」
って、どんなに頑張っても
君の心をまだ掴めない
完全に理解する事は出来ない
って事か。
結局は愛がなんだと言いつつ
諦めたといいつつ
今もなおずっと理解しようと
彼を愛してしまっているのか。
Yasuha

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