パケほ

愛がなんだのパケほのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.3
良いように使われて、ただ報われない側に焦点を当てた映画かなと思ってたけどなんというか。
惨めじゃなくて、残酷な家臣か。

同じような境遇で、同じ空気感を持ってる人は同じ物を抱えてる。(はず。)
抱えてるものを克服できないから、克服させてあげたい。そうすれば、自分も克服できる。(はず。)
同じパターンの中で勝ち組な田中守と、それとは違う山田さん。
マモちゃんになりたい。
5周回った気遣いね。辛いわ。

「どうでもいい話を聞いてあげられる」
受け身なようで、結局自分本意。
そうすれば、幸せになれる気がするから。
個人的にジワジワきてる中での、相手に見せる=見下されてる、が1番きついわ。
そんなわけないと思うしかないんです。って訴え続ける中原も。

どんな事されても見えなくなる。
周りが敵に見えてくる。あの表情や空気感が伝わってきて凄いと思った。
ただの拗らせ恋愛ものじゃない。

進むことを決めた中原。
その後の、テルコの「自惚れすぎ。好きじゃないからね。」は震えた。

幸せになりたいっすね。
幸せに。
パケほ

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