nori007

愛がなんだのnori007のレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.0
岸井ゆきのが、かなりイタイ彼にどっぷりである。その様は訓練された奴隷であり、ソフトな共依存関係である。ただしこればっかりは本人が好きでやってることなので仕方ない事であろう。

ただし、物語はそれだけでは終わらない。物語が進むにつれて衝撃的な展開となるのだ。
以下は、ネタバレとなるので下方に書くとこにする。
































岸井ゆきの周りの人物もよくよく見れば、まったく同じ関係性をもっている事がわかってくる。そう仲間内だけの円環関係でもあったのだ。
しかも、岸井ゆきのは、ダメ男に対しては痛烈に説教をする。それはほぼ自分と同じ境遇の人だというのにだ。。。。そう自分自身のことも実はわかっているのだ。。。
つまりは、好きである感情になれる対象がいるのだからその好きはもはや無条件の愛なのだ。

序盤は、バカな女のストーリーだなと思っていたのだが、よくよく考えれば自分自身も無条件に好きな人はいる。もちろん物語のように手を出しはしないが好きという感情はわかる。そうだ。バカな女のストーリーは、実は俺自身の話だったのだ。。。。
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