愛がなんだの作品情報・感想・評価

上映館(44館)

「愛がなんだ」に投稿された感想・評価

泣きました、岸井ゆきのがひたすら献身するところのひたむきさに。恋人の成田凌にすがっているため、シャワー中であれ電話に出るし、家にいようとわざわざ寄ったりする。ぶ神経極まりないこの男はまったく気づかずに飯を作らせたりしたあげく、だって酒飲むとぐずるじゃんとか、象を見ているうちに泣きだした岸井をまったく省みないし、途中化粧室に行こうとまったく気づかない。二人の視線を合わないように撮ってたことからもよく伝わった。
冒頭の岸井が電話しているところの顔アップから引いていって実は会社ではない、と分からせたり、象の側面を映してから引いていって岸井が飼育員になったのがわかるのはなかなか巧いと思う。また、長回しで喋ってる中、タクシーが一回通り過ぎて、その後にまたタクシーがきてそのまま行ってしまうというのを長回しで撮ってて驚いた、これはまさしくショットだ
二人で歯を磨いたり寝るところを横から切り取るのは晩春、別荘でああでもないこうでもない話すのはロメール(この二階の吹き抜けから成田凌の顔を見るのはよかった)、公園のベンチで飲み屋でバーでコンビニの前で別荘のベンチで喋るところの感じはちょっぴり成瀬かな。もう一人の女の家に行って怒鳴りあって、縁側に身を乗り出して喋んのもそんな感じがする。バーで喋ってるところが内側からの切り返しばっかで鏡が貼られてるのも心地いい。
岸井ゆきのが最後の方で鏡を見つめるところを見たとき、絶対に口紅を塗る瞬間があるな、と思ったら、本当にあって、その時のメーキャップといい、照明といいすべてが良かった。
あと、真夜中、女がカメラマンの男と寝ていると電話が来て起きて、窓際に行き、窓を開け、電話に出ると、カメラマンの男が起きてシャッター切ると、女が振り返って(この振り返ってというのがミソ)財布を投げ渡す。これはもうほとんどゴダールの小さな兵隊だろう。
りま

りまの感想・評価

3.0
はいはい今までありがとうございました!(ラーメン屋風に)毎度ありー!って感じで終わらせるべき関係もあるよね?!
ぞっとするシーン多すぎて頭が処理しきれてないんですが、とりあえず落ち着こう
つまりわたしは自己投影しすぎて死んだわけです
はい、全員に共感できちゃう自分なにこれしんどすぎ!と思ってたら頭が痛くなりました


とりあえず岸井ゆきのは働け、働かざる者食うべからずだよ
うだうだしてねぇで働くぞ!!!!!
映画見終わったあとに食べた餃子と梅酒は最高でした
miyu

miyuの感想・評価

2.0
登場人物の誰にも共感できず、個人的には全然入り込めなかった、、、

が!中原くんの自然でリアルな演技は100点でした!
リアルだなあ
演出好みではないけど
ジュン

ジュンの感想・評価

3.1
うーーーん、、て感じ…
マモちゃんになりたいってテル子の思いが映画の大幅を占めてるのかな、あとは良くも悪くも日常が淡々と流れる。個人的に仲原の言葉がいつもずっしり重かった若葉達也天才だな少し泣いちゃった…でも2回目はない…
KaiSaito

KaiSaitoの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【追いケチャップの破壊力】

誰か缶ビール片手に語り合おう。笑
ちなみに観終わった後、缶ビール片手にうどんを食べました。

「好きな人ができた」なんて経験をしたことがある人はかなり多いと思う。少しでもそんな経験をしたことがあれば、この映画を観るのはかなり恥ずかしい。

色々身につまされる部分が多い。登場人物の言動のイタさがなんだかむず痒いが、それも結局ブーメラン。観てる自分へ返ってくる。「ブルージャスミン」や「スウィート17モンスター」を観ていた時のむず痒さがある。それは、イタイのが登場人物だけじゃなく、自分もだから。メタ的に自分を見つめ直すきっかけになる作品かもしれない。でも、観終わった後、報われなかった今までの自分の恋愛が成仏したような感覚になった。

とにかくテルコはマモルのことが好きすぎる。仕事や友達のことがどうでもよくなるくらい。連絡が来ないか待ち続け、来たらすぐ駆けつけ、身体の関係を持ち、干した洗濯物を丁寧に畳んでまとめ、一緒にお風呂に入り、2人で食べる用に土鍋を買って帰る…。でも、マモルの頭の中にいるのはテルコとは正反対のすみれさん。

「いや〜そんな男好きになっちゃダメだよ〜」と観客は思うし、スクリーンの中の人たちも思ってる。いやでもこれがブーメラン。

葉子はマモルと同じようなことしてるし、お互いのこと気持ち悪いと言うけどテルコとナカハラはほぼ同類。マモルは自分がテルコと同じように片想いをしていることに気づいていない。

「皆結局気付いていないだけで、同じようなことしてるじゃん!!!」とツッコミたくなる観客たちこそ、自分がスクリーンの中の登場人物たちと同じような思考回路を持っているのを認めたくない。
人が怒るのは自分の思い通りにいかない時。テルコが葉子と言い合いになったのも、テルコがナカハラにキツく言ったのも、それぞれ思い当たる節が多少なりともあるからだ。

「愛がなんだ」
長いこと片想いするとこんな気持ちになる、というのを見事に凝縮したタイトル。好きなはずなのに、そもそも「好き」ってなんだっけ?「愛」とは?「恋」とは?みたいな。そんな執着の行く末が…

「マモちゃんになりたい」
すみれさんのバーターでもいいから一緒にいたい!いっそのことマモちゃんになりたい!という想い。ただ、相手のことが愛しすぎて1つになりたいと願うことは異常ではない。

ティモシーシャラメ主演で話題を呼んだ「君の名前で僕を呼んで」のタイトルは、「君と一体になりたいから君の名前で僕を呼んで」の意。劇中でも、酒の飲み過ぎで吐いた直後にキスしたり、明らかにサイズ違いな相手の服を着たり、好きすぎて1つになりたいという願望が垣間見える。この映画、ギリシャ神話の影響を大きく受けており、そういった思想は昔から自然であると言える。

結局、テルコはゾウの飼育員になった。マモちゃんになるために。

叶わぬ恋だと分かっていようと好きな人は追いかけてしまう。でも強がってなるべく友達でいようとも振る舞う。次の恋に踏み切ろうと思っても、たとえ踏み切れたとしても、その執着が完全に消えることはない。その時の感情って「好き」とか「愛」とか「恋」とかなのか…?

ホントに、愛がなんだってんだ。
YuS

YuSの感想・評価

3.6
なんなの?人に執着したことないから分かんなすぎるけど、ちょこちょこリアルだなぁという台詞にびびった。角田光代すげえ。
周りにカップル多かったけどカップルで観る映画ではないのでは?笑
マモちゃんはクソだな〜と思ってたら、テルちゃんはクソクソアンドクソだった。体調悪いからご飯買ってきて?って言われた自分の過去もフラッシュバックしたけど、ああいうこと言うときは実際体調そんなに悪くないんだよな!!!
あとなかはらくんの名前があおじゃなくてせいって読むのかっこいいな〜とおもった笑
代田、西荻、高井戸、渋谷、中目黒と見慣れた場所も多くてちょっとエモだった。
りりか

りりかの感想・評価

3.5
愛でもなんでもねえわw
深いと思いきやとても浅かった
タイトル勝ちの映画やな!笑

主人公の行きすぎな感じにはとても共感できないし彼氏も素敵じゃなくてついていけない
「ブスが初めてイケメンに相手にしてもらえた」から始まった感がすごい

全員の気持ちがとてもわかるよ、とてもわかるけどやりすぎてしまい行きすぎてしまった感あるなーーー
20歳のわたしならめちゃくちゃ共感してたのかもw

「好きすぎて相手になりたい程」ここは君の名前で僕を呼んでと同じ気持ちでわかる!
あとラップのとこ無理やりすぎてちょっとえってなったw


いつでも呼んだらきてくれる人、1人置いときたいねーーーわかる
人間は誰だって寂しがり屋でちやほやされていたいもんでね

すみれ姉さんにしか共感できなかったわw
K

Kの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画が始まって数秒でテルコが幸せになれない…というか、幸せに暮らしてる(現在も未来も)姿が全く想像できない女性だなと思った。テルコには全く共感できないし、守に対して本音を言わない所(特に守がもう会うのやめよう!と言いに来たシーン)が何より嫌だった。動物園デートで突然泣き出した時も訳が分からなかった。象の飼育員になるわって言葉に、そこに自分も含まれてると思った…えっ!?どこでそう思った???とビックリした笑。仲原くんとのコンビニ前のシーンは自分も同じだと認めたくなかったのだろう。自分は違うと思いたかったのだろう。

仲原くんとすみれさんが最高だったな。仲原くんには幸せになってほしい!なれるよ!と強く思いながら観ていた。年越しのシーンでテルコは気持ち悪いって言ってたけど全然気持ち悪くないよ!(気持ち悪いのはテルコ、お前だ!笑)仲原くんみたいな人に好きになってもらえたら幸せだよ。

すみれさんは裏表のない気持ちのいい女性だった。仲原くんと口論になった後、よし、パスタ作る!って言った時、思わず泣きそうになった。何かその言葉で、あっ、この人、仲原くんのためを思って言ってたんだなと。だから、今の私にはパスタを作ることしかできない(何かしてあげたい)と言ったんだなーと私は感じた。そんなすみれさんだからこそ、テルコは嫌いになれなかったのかな。

最後のシーンを観て、あれ?ホラー映画だったっけ??と思った笑。本当にゾワッとした。私には執着するという気持ちが全くわからない。いや、わからなくてよかった。この映画を観た人と語り合うのは楽しいだろうな。語り合いたくなる映画だった(周りに観た人はいなさそうなので原作本を買って帰った笑)
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