まろ

銃のまろのレビュー・感想・評価

(2018年製作の映画)
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最近何かと物騒なのでという建前を置き、防犯用グッズを購入しました
ふらふらと浮遊感を感じさせる足取りで歩く午前3時の街が好きで、だがしかし何かあって自業自得、この心情は防犯用グッズで正当化します

事件は大抵闇で起こります
主人公が手にしたのも闇、まず撃ったのも暗闇、最後は全ての昇華でしょうか
美しい、神々しい光に包まれて
夢から目覚める地獄の快楽

拾った瞬間トリガーに、まるでお守りのような扱い方、最後は安全装置を外す音とともに人間誰しも持ち合わせの、「残虐」の引き金を引いたのでしょう

黒の画面にシルバーが本当によく映える
美しいと誰しもが思うのでしょう、こちらの狂気の種類はなんでしょうか

狂を孕んだ銃の前には何をしても無力
いきぬれば
まろ

まろ