かがわ

銃のかがわのレビュー・感想・評価

(2018年製作の映画)
2.9
えーと、村上虹郎という人の演技にマイナス5兆点あげたいと思います。彼にかかれば純文学がYouTubeの広告になる。逆にあっぱれでした。この映画はこの縁起がいいというのがあると思います。上手い下手の基準なんてないに等しいですが、なんでそんなに普通の会話をぶち壊しにできるのか。浅薄でした。ぺらっぺら。

その他は好みでした。ただ、ノワールに引っ張られすぎてて効果が薄れた感が。やるならやるで、普通に撮るならとるで、どっちかが観たい。白黒のLINEとか観てもあまりグッとこない。むしろ銃のメタリック感とか虚実ない交ぜな非現実感とかいきなりそこにある現実とかすごく良かったので、もっとそれらを意図的にうまく見せて欲しかった。冒頭の部屋の灯りがつくところ、ラスト部屋の電気を消していき、真っ暗闇になるとことか超好きなのに。あと今時タバコ吸える学食など存在しない。

ラストもちょっとお粗末。もっとドラマチックであって欲しかったし、(というか編集が雑?)最後はあーあーとなった。そんな白黒を壮大なフリに使わなくても、、、

最後血の赤とかだけカラーとか、そういうのはできなかったんかな?やりそうだと思っててやられて何だかでした。
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