FBIの捜査官モルダーとスカリーが追う政府が隠したい真実のストーリー。
というかほとんどが地球外生命体やUFOというオカルト的な題材でドラマ版もたまに観ては楽しんでいた。
その映画版。
ドラマを映画化するというのは実は結構難しいはずで、ドラマならCMを挟み約1時間チャンネルを固定させ、来週も観たいと思わせるのだが、劇場版は劇場に連れ出す必要がある。
最近はオンデマンドでの動画サービスもあるし、CSの映画チャンネルもある。
ドラマのファンは劇場版で急に大袈裟になって違和感を感じる場合も少なくないと思う。
この劇場版もビルの爆発シーンなどは本物さながらで声をあげてしまった。
ストーリーはいつものXファイルだったけど2人の捜査官がより親密になりそうになったり、ちょっとドラマとは違う感じもあったが違和感はそれほど感じなかった。
というよりこの主演俳優の作品でいつも思うのは役を演じているという当たり前のことがはっきりわかりすぎる、つまりは大根ということかもしれないけど熱演もするし体当たりもするけどどこか覚めてる感じがしてそれが違和感につながるのかもしれない。
おまけにスカリー役の女優も同じ系列の役者でとても主人公たちに感情移入するタイプのドラマではない。
それが狙いなのかもしれない。
主人公なら感情移入するのではなくその題材に没入させたいのだろう。
今回の宇宙ウイルスは2020年に始まった似非パンデミックに通じるものがあったがそこまで至らず物足りなく感じた。
ドラマ版スパイ大作戦のローランがおじいさんになってモルダーの父親の友人役で出ていた。
新旧人気ドラマの共演ていう感じでちょっと喜んだ。