風来坊

女神よ、銃を撃ての風来坊のレビュー・感想・評価

女神よ、銃を撃て(2017年製作の映画)
2.0
彼氏でもあるドラッグの売人を殺した女性は母親に泣き付き、母親は隠蔽しようと奔走するが…。フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーブとドイツの名女優ダイアン・クルーガーが顔を会わせた犯罪サスペンス。

良く言えば子供想い、悪く言えば親バカの母親が娘の為に奔走します。ドラッグ売人3人組もクズですが、娘にも非がありどうしようもなくて同情出来ない。困った時だけ泣きつくなよ…。あんまり堪えているようにも見えないし、また同じ過ち犯しそう…ほっときゃいいのに…子供のいない自分には分からない感情。

最初に警察に行っていれば、ここまでこじらせる事も無かったのに…話が辛気臭く魅力に欠けました。敵の筈の男と奇妙な絆が生まれるというのは意外性がある。ただの犯罪サスペンスにしない辺りはフランス映画らしいなと思う。名女優2人の顔合わせがこんな映画かと残念。個人的に好みの映画ではありませんでした。
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