HisBlueness

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドのHisBluenessのレビュー・感想・評価

4.2
ビートルズの中で一番地味なジョージのドキュメンタリ。ジョージのドキュメンタリなのに、序盤のビートルズ時代の話は他のメンバーの話ばっかりなのが、その地味さを物語っていると思う。

彼は自身でも自分はスターじゃないって言ってたけど(スターなんだけど)、序盤の「ジョージはポールとジョンの間にいた」っていうのが、まさに彼の才能そのものだった。その先の生涯もいろんな人の間にいる人だった。
一方でプライベートの我の強さ。インド音楽に傾倒してたからすごい無欲な人と思ってたけど、よく分からないつかみどころのない人だった。エリック・クラプトンとの関係はすでに友情とは呼べない、でも確かな絆があるというすごい関係。

あと、安っぽいトーク番組に登場したリンゴ。本当に青春時代の友達のような関係が一生続いてたんだって微笑ましい。
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