キミシマユウキ

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.4
ビートルズのメンバーの1人、ギタリストであるジョージハリスン。彼の生涯について関係者は語る……

『タクシードライバー』『ウルフオブウォールストリート』の
!!マーティンスコセッシ監督!!
によるドキュメンタリー映画。
先日見たBEATLES映画でにわかファンの心に再び火がついたためその勢いで鑑賞。

"静かなビートル"

そう呼ばれ続けた偉大なミュージシャンが彼、ジョージハリスン。
カリスマであるジョンレノンとポールマッカートニーの2大巨頭の中間

「彼はいつもジョンとポールの間にいた。」

と言われているらしい。
ただそれが凄い事だとわかる人は少ないのかもしれない。
彼がビートルズの前身バンドに加入するところから解散後にソロとして活動し、最期死に至るまでを関係者のインタビューと共に進んでいく今作。
その時間なんと210分!!!!
正直にわかファン程度でしかもポール推しの自分には若干時期尚早な部分もあったが、充分楽しめた。
ただ長い(笑)
ジョージの内面や知られざる1面を見れるという意味では素晴らしいと思う。
それにしてもインド文化・宗教への傾倒っぷりが凄い。
にわかファンの自分は初期のBEATLESの
「あの子にお前が好き〜♪」
みたいな女の子の事ばっかり言ってる曲が大好きで、インド文化に影響を受け始めた中期以降はそこまでハマっていなかった。
ただこの映画を見たあとだと少し好きになれる!!
というか意外と彼が作曲してると知らずに聞いてるビートルズの名曲も多かったのでそれだけで勉強になった
(例:something)

インタビューも豪華!
元メンバーのポールやリンゴはもちろんだが、彼の息子やエリッククラプトンなど名の知れた音楽家達が沢山出てきて楽しめた。

スコセッシ監督はドキュメンタリーもうまく撮ってしまう器用な監督だ……

ただどちらかというとコアなビートルズファン向けの映画かと存じます。

BEATLES好き、メンバーの中でジョージハリスン推しの方、そしてスコセッシ監督のドキュメンタリーを観たい方にはオススメの作品。