Yukiko

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールドのYukikoのレビュー・感想・評価

3.8
2018年11月25日
『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・
マテリアル・ワールド』 2011年製作
監督、マーティン・スコセッシ。
他の監督作品に『シャッター・アイランド』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』がある。

元、ビートルズのメンバー、リードギター。
映画の前半はビートルズ結成の頃のこと、歌がヒットし、
それらの歌がジョンとポールの作るものばかりで、
ジョージは少々焦りを感じるようになっていく。
インドの楽器のシタールを習い、習得するまでが一部。

二部は、ジョージが宗教的なものに惹かれ、精神の
昇華に熱心だったことや、ビートルズを解散した後、
個人としての自分が作った歌での活動、他の
ミュージシャンとの交流を描いている。

ジョージ・ハリスン自身のインタビューや、交流して
いた方々、ポールやリンゴ、エリック・クラプトンの
言葉がフィルムや写真で入るドキュメンタリー映画。


しかし、3時間30分は長すぎると思います。
観ていて中だるみのような部分があったし、もう少し
短い方が良いような?

ジョージは宗教的なものに傾倒し、精神面での修行活動を
続け、それらを曲作りに活かし、ヒット曲を作った。
ビートルズ時代「サムシング」「ヒア・カムズ・ザ・サン」
解散後は「マイ・スィート・ロード」

笑った点…ジョージの言葉にヒッピーが集団でアップル社
を訪れ、その建物に住み着き、業を煮やしたジョージが
穏やかに「来た者は去る」と言えば、皆黙って帰って
行ったと。
もの静かで、穏やかな性格の良さが語られています。

ラストの、強盗が自宅に押し入り、ジョージや奥様が
共に戦ったことが奥様の言葉や息子さんの言葉で語られ、
その犯人の写真(血が流れて)も見せています。
その頃、癌に侵されているジョージ。

スイスにいるジョージをリンゴ・スターが見舞い、
リンゴの娘も脳腫瘍なのでアメリカに
見舞に行くと言うと、ジョージも「俺も行こうか?」って。
自分も脳腫瘍と癌で弱っているのに、親友の娘のことを
心配して…リンゴ・スター、思い出して涙…
Yukiko

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