斬切りバーニー

モンスターハンターの斬切りバーニーのレビュー・感想・評価

モンスターハンター(2019年製作の映画)
3.4
公開2日目にして早速、見てきちゃった。モンハン!

公開前から評価が低いと知っていたので、見ようかどうか迷ったんだけどね。まあ価値観なんて人それぞれだしぃ〜。自分がどう感じるのかが重要だもの。それだけは、見てみなくちゃ判断の下しようがない。

で、私の感想としては……いいんでないの。前評判の不安もあってか、余計に「思ったより全然良かった」って感じ。(偉そう笑)

特に、モンスター? 異世界生物のCGへの落とし込みは、文句のつけようがないくらい素晴らしい! すげ〜よな〜。あのクオリティーは。本物みたいに全く違和感なかったぞ。

ただ問題はね、やっぱりストーリーなんだよ。部隊がモンハンの世界へ迷い込むという設定は、初めて予告を見た時、お〜そう来たか! と驚いたしワクワクもあって、でもよく考えたら、それがまるで一般の人がゲームを通し異世界に飛び込むのとリンクして、その奥深さにも、えらく感心してしまったものだ。

私は絶望的にゲームが下手なので、動画の見る専なんだけど、あれって職業、ハンター的な感覚じゃなかったっけ? クエスト受注して、モンスター狩って、その素材を売って、もっと良い武具を揃え装備するっていう。

そういうさ、モンスターがいる世界に折り合いをつけ、根付き、地盤を作って生きていくっていう、地に足をつけた生活を、本当は見たかったんだよねえ。そういうのを、どうしても期待してしまっていた。

あと、あの壮大なBGMとか! を劇中で聴きたかった!! というのが本音。

今、日本じゃ異世界物ジャンルが大流行し、そのコーナーまで設けられる始末だけど、他国とはその認識が全く違うだろうことを、なんかじんわり感じちゃった。日本のガラパゴス化は深刻だ。

単なる思いつきなんだけど、そういう映画の脚本って、一般公募はしないんだろうか。私が思うに、ファン程その世界を愛している人はいないと思うんだけど。(作家顔負けの同人書く人だっているし。)そういう人達が思い描くストーリーこそ、絶対面白いはずなのに。あーあ、勿体ない。