主にPSP版で何百時間もプレイした『モンハン』。これがまさか異世界に行く話になるとは思ってなかったので、冒頭からちょっと動揺しました(^^;
ミラ・ジョボビッチたちが異世界に飛ばされて、そこには巨大モンスターが生息してて、さぁどうする⁉︎というのが映画のスタート。
そうすると、いくら屈強な軍人とはいえハンターとしては素人なので、モンスターを狩るところまで辿り着くには、やっぱり長くなっちゃうんですよね。
映画の大半を占めたのは、ミラとトニー・ジャーによる異文化交流だったわけで、すでにハンターとして活躍する人たちが出てくるのはかなり後半になってしまった。
結果として、『モンハン』のゲームでの醍醐味と言える、クエストで仲間と一緒にモンスターを狩る要素が、この映画だとあまり強調されなかった。
モンスターの描写は、ディアブロスもリオレウスもビジュアル的にはゲームを越える大迫力。
ちょっとサイズがデカ過ぎて、大剣使ったとしても勝てないだろ…って感もありましたけど、さすがハリウッド版!という派手さがありました。
ただ、そもそも狩りシーンが少なめなので、特にリオレウスは本領発揮しないまま映画終わっちゃったよな…というのが残念なところ。
異世界モノであるゆえ、目的が元の世界に帰ることとモンスターを倒すことの2点に分散されてしまう構成上、リオレウスのラスボス感も弱まっちゃった。
中盤までゆっくりやってるのに、ここから面白くなりそうっていう終盤から異様に駆け足になる映画なんですよね(笑)
上映時間100分をこんな配分にするとは…、と観終わってからもまた動揺してしまいました(^^;