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プライマル・レイジのblacknessfallのレビュー・感想・評価

プライマル・レイジ(2018年製作の映画)
3.6
ビッグフット映画のエポックというか、野心作な気がした🦍

だってこいつ🦍仮面つけるし、武器まで使って人間を狩ってくるんだよ!かなり文明化された獣人と言うか、殺る気と戦闘能力の高いドテチン笑
だから殺し方は2パターンあんだよね、定番のパワーモンスターならではの怪力捻り潰し、ブッコヌキと武器を手際よく使いサクッサク刺したり切ったりするやつ。ここまで書いて思ったけど、プレデターに一番近いかも笑

で、その一連のゴア・スプラッター描写はレベル高いんだよ、けっこう傷口なんかも丁寧に作ってて。スパイダーマンの特殊効果担当て監督の肩書きは伊達じゃなかった笑

視覚ショック以外のとこもちゃんとしてた。主人公夫婦、地元の感じ悪いおっさんやあんちゃん達、出てくる役者も演技できる人ばっか。こーゆー映画にはけっこうやる気のないダイコン演技の素人っぽいのが混じってたり、ヒロインとかが美人て設定なのにそうでもなかったりするんだけど、そのテの破れがまったくなかった。それは少し残念でもあるんだけど、まあ、才能ある人が真面目に撮った証拠なので破綻を楽しみたいて方がひねくれてるよね笑

あとビッグフットが何なのかて定義、これがなかなかアイディア賞もんだった。
ネイティブ・アメリカンの伝承とリンクさせて、単にデカイゴリラなイメージのビッグフットを峻厳でミステリアスな存在に格上げしてるんだよね。

トータルに出来がよく、野心作的やことにもチャレンジして好感の持てる映画だったけど、ビッグフット原理主義者にはオススメできない問題作でもある笑

おれはこのビッグフット観はおもしろいと思ったし、最後も思わせぶりな演出で終わったので続編を期待してるよ😀
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