Naoya

モニタリングのNaoyaのレビュー・感想・評価

モニタリング(2017年製作の映画)
2.2
近未来。完成された社会主義のなかで、人は充実した生活を送るエリート中産階級と、〝眠りの城塞〟と呼ばれる特定地域に住む低所得者層と分けて暮らしていた。サスペンス作。主人公はある組織から常に監視され、〝最適な人間〟であることを強要されるのだが、序盤からの、平凡かつ無機質な雰囲気、窮屈さを感じさせる、淡々とした展開運びは特徴的。その分、サスペンスとしての盛り上がりは弱い。緩急のなさが目立って、退屈な感じも出ているが、妙なリアリティもある。
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