【こんな17歳はイヤだ。どんな17歳?】
○「生まれながらの殺人者」カルリートスの生き方を描く。
○1971年のアルゼンチンで17歳の少年が次々殺人していく実話を踏まえた作品。
実話ってことを観た後に知ったけど聞いただけで恐ろしい。
インパクトがあるわけでもなく、ずっと不思議な空間にいる感覚で観てました😂
ジャケット写真に加えて、
劇中での音楽、ダンス、そしてヘアスタイルと顔の美しさなどのオシャレさがそのサイコっぷりを中和させてた。中和できてた笑
○何より本人が、盗みや殺しを悪気なく行なっていることがスーパーサイコ。
日に日にエスカレート、気に食わなかったら殺すか〜って感じの17歳。
お腹ぽっこり幼児体型が、精神の幼さを表している。
↑こういう風に育つ子どもは、大体親と育てられ方に問題があることが多いが、
息子カルリートスのことを思ってくれる"普通"の両親。
一方で、カルリートスにとってそんな平凡な生活はつまらない。
高校で出会ったラモンと窃盗に手を染めていくが、カルリートスの大胆さや犯罪する目的の違いに徐々にラモンも困惑。
物音に驚いて、思わず人を銃で撃っても何とも思わない。むしろ物音を立てた仲間が悪いと決めつける笑...異常です。
それが彼にとっての"普通"。
○ラモンの死
ラモンがフェデリカと関係を持ち、密かに想いを寄せていたカルリートスは激しく嫉妬。
犯罪の目的の違いに加えて、そっちでもラモンと心が離れていく。なら、奪われる前に殺しちゃおう、好きな人だけど。捨て身で衝突事故💥
特段面白いとか、メッセージ性があるとか感じられないけど、謎に引きこまれる、惹かれる作品でした。
強いて言うなら『(ラモンは)永遠に僕のもの』的な?