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永遠に僕のもののninaのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.0
実話を基にした作品にしては駄作。
だがしかし、美しい少年をただただ拝める作品としては文句なし。

とっても楽しみにしてたんですよ。この作品。
『堕ちる』って一体どんなふうに?何に?って期待をふくらませて、いざオンライン試写で鑑賞。

実話を基にしてる割には、細かく犯罪や殺人の動機が描かれていないように感じた。
連続殺人犯であることを忘れさせるかのような作り。
不意なきっかけで初めての殺人に手を染めるんだけど、その後彼が殺人を続ける理由がこちらに全く伝わってこない。
執着してたから?それとも犯罪現場に居合わせて邪魔だったから?
そこをもっと深く切りこんで欲しかったのが率直な感想。
連続殺人犯=狂っていて何か理由があるから人を殺すという私の固定概念の狭さもいけないのかもしれないけど、少し美化し過ぎだと思った。

相棒であるラモンに特別な感情を抱いてるかのように描かれていたけど、それも非常にわかりづらい。たぶんラモンに見てほしかっただけなんだろうなと感じたけど、その割にえらくあっさりと…とは思った。
あまり書くとネタバレになるけど、車を燃やすシーンがあって、きっとあの時が彼の中でのラモンに対する思いが断ち切られた瞬間だったんだろう。

あのシーンの表情、その後のドライブシーンはすごく好きでした。狂ってる愛を感じさせられた唯一のシーン。

ロレンソフェロさんの美しさはもはや絵画レベル。教会の壁画とかにいる天使かと思うくらい美しかった。
これからが楽しみな俳優さんです︎︎︎︎︎☺︎
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