MARUKO

永遠に僕のもののMARUKOのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
4.2
このジワリと来る感じ、好きだな〜。
すごく不思議な感覚。
自分は彼を嫌いになれなかった。
もちろん映画の魔法にかかっているのはわかってる。でもそれだけ彼が、キャラクターとして映画的で、その映し方が魅力的だったってことだろう。

怖いもの見たさというか。サイコパスって干渉したくはないけど、デバイスを隔てた安心感の中では興味をそそられる。
『「本当に欲しくはないけど、もっとちょうだいよ!」状態』。

そういった心もちでの、ラストの満ち満ちた狂気は、とっても自分の好みだった。
なかなかいい雰囲気だった。

これを書いている自分が、だんだんおかしくなってきそうだが、見たいだけだからね笑。
で、見てみてやっぱり面白かった。さらに撮り方が丁寧で綺麗。内容からして純粋に映像作品として、アルゼンチン代表なんだなって感じる。

どんななんだろうって、単純な興味でニヤニヤして近づいたら、最後は真顔になって吸い込まれていた。そんな感じ。
彼の心に入れそうで、入れないもどかしさ。でもいざ入ったら「君のせいだよ?」って、頭パーーン!だね。

p.s.オンライン試写ありがとうございました。
MARUKO

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