たく

永遠に僕のもののたくのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.6
‘71年にアルゼンチンで起きた連続殺人犯の少年をモデルにしてて、原題の通り天使みたいな綺麗な顔をしてるんだよね。映画館があからさまに女性客ばかりなのも頷ける(笑)

カルリートスはおそらくサイコパスで、彼の行動こそが何物にもとらわれない本当の自由なんだって感じで清々しく描いてるのでどうにも憎めないんだよね。
彼が学校で出会ったラモンに一目惚れしてからあっという間に犯罪チームを組んで次々と大胆な盗みを働いていく流れに、この国の治安はどうなってるんだ?と思った。まあ最後に全部回収されるんだけど。

カルリートスははっきり描かれないけどゲイっぽい感じで、ラモンを誰のものにもしたくなかったというのが邦題の意味かな。
おいおいそんな大袈裟なって感じでちょっと笑えるところからのダンスの幕切れが粋だった。
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