ポスターに一目惚れして公開前から期待大やった映画。ただ期待していた程ではなかったかな…でも画が綺麗。彩がとても良いです。アルゼンチンの映画は初めての観たけど、独特で好きでした。
ただただロレンソ・フェロを拝む映画。表情にいちいち引き込まれるし、ラモンへの視線がものすごく引き込まれます。あれはドアップの破壊力が凄い。
初めのシーンから画に惚れた。どエモい。
淡々と人の物を盗んで人を殺していくカルリートス。犯罪の動機がその物が欲しいとか人を殺したいとかじゃなくて、'生きている'と実感するためで、しかもそれを何とも思わず悪いことだと認識していない辺りが正にサイコパス…そしてそれを完璧に表現しているロレンソ・フェロ…
ただのサイコパスじゃなくて、両親のことを気にかけたり、ラモンを想っている描写があったり、あどけない表情したり、タイトル通りThe Angelな部分が垣間見えます。邦題が秀逸だなあと思ったのは、車で事故を起こして'永遠にぼくのもの'にする場面。予想はできましたが。
明確な起承転結などは特になくて、メッセージ性も特に感じられなかった。途中明らかに中だるみしていて画の綺麗さがなかったら見てられなかったかもしれない。あと細かい台詞とかがあまりなくて、行間を自分で読む感じ。
そして何よりも音楽が最ッ高!!サントラください