takanoひねもすのたり

永遠に僕のもののtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.2
アルモドバル監督プロデュース、ルイスオルテガ監督によるアルゼンチンの連続殺人犯の少年カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチを描いた青春クライムドラマ。

……ううーん、うーん、これ私の癖には刺さらずでした。

邦題から推察される通り、主人公にそういう自覚があるんだか無いんだか分かんないけど同性愛者で(トランクスからはみ出るきん玉袋に視線をやる絵でゲイだと示唆してるのかも)で、やがてチームを組んで強盗とかする際の相棒に、友情以上のもやもやした気持ちを抱くんですよ、でも相棒はヘテロで。

要はヘテロに恋心を抱いたゲイが思いを遂げられず厶キーーーー!っとなる話(極論)

主役の少年殺人鬼を演じたロレンソ・フェロ、巻毛くるくる、睫毛の長い、まさに天使降臨!といった美少年。
滴るようなフェロモンですよ…(元になった本人も本当に美少年で本人によく似せてあります)そのうえ善悪のしがらみがなく思考が自由、良いも悪いも一緒くた、本能と反射で生きてるような。
悪い意味で単純明快。天真爛漫。

顔面のビジュアルは完璧でした。
でも…少しぽっちゃりなんです、お腹がぽよんと柔らかそうなんです!!
それ贅肉だよね…せめて筋肉じゃなくてもお腹は平らでいて欲しかった…😭

そして単純にこのCPに萌えられなかった…。
顔面力はそりゃ大事な要素なんですが、顔の良し悪しだけで萌えが発生するわけではないんですよ…美しい男を観るだけなら他でも良い。

唯一無二の、この2人でこその、物語の力って弱かったと思うんです、個人的には。
でもあと数ミリズレてたら刺さったかも知れない感覚はあって。

2人でニケツでバイクでかっ飛ばす場面は好きですよ…青春って感じで。
逆にエロスが少ないんですよね。
若者ですよ?
犯罪犯した後の高揚感をどう処理してたんだろう…キスなりそれ以上のことなりを高揚感維持した勢いでやっちゃって正気に戻ってすげー気まずい!とかそういうのがあっても良かったと思うんですけど…………すいません趣味に走り過ぎました。

単純に青春クライム物として観るには、私の心が汚れ過ぎててそう観れず、ブロマンス的な好奇心を満たすには描写がツボに嵌らずという、面倒くさいな自分!!!という感想です😅

あとアルモドバル監督の好みって変わらないなーと思いましたよ…笑
ブレない👍